月別アーカイブ: 2014年3月

ちょっと いい話       井谷 準子

20日に25年度の終業式を終え、今、学校は新年度に向け準備を進めています。

そんな中、高校3年生の戦いもやっと終わりにさしかかり、国公立後期の結果も残すところ明日を待つのみ。

後期の合格の知らせは、本当に本当に良かったと、大きなため息と共に皆の顔がほころびます。 長い長い辛抱をしてきたことを知っているだけに、抱きしめてあげたいほどの勢いで職員室は喜びに満たされます。

ここで、ちょっといい話をひとつ。

国公立前期にさかのぼります。 某国公立医学部での合格発表の日、E先生は担任している生徒の発表を見に大学までわざわざ行きました。 もちろん生徒と待ち合わせをして。 E先生の視力は並外れて良いのでずいぶん遠くから番号を確認することができてしまい、生徒と会う前に、『いよっしゃあ~! やったあ~!!』 と、ガッツポーズを複数回。 あまりの喜びの勢いに周りに医学部の学生達が、『合格ですか?』 と寄ってきて、『はい、合格しました』 と返事をし、『胴上げや~』 となり、E先生、宙に舞うこと5回。           舞いながらE先生、「え~っと 生徒はどこにおるんやろ」 とあたりを眺め、当の生徒は、遠くの方で胴上げされている先生を見つけ、「なんで、E先生、胴上げされてんやろ?」と。                       この光景、誰か写真に撮っておいてほしかった。 胴上げして下さった学生さん達、すみません、あれは担任の先生でした。 きっと苦節、うん10年の浪人生がやっと合格したのだと思って頑張って上げて下さったのでしょう。 E先生、クラブ勧誘のチラシを両手に抱えて、舞い上がったまま学校に戻って来ました。

26年度は、どんな年になるやら? 信愛は生徒も先生も一生懸命がんばります。よね。

大村 寛之 先生

私にとって今年度最後の百人一筆です。  さて、本日中学3年生は錬成会と修了感謝ミサを行いました。錬成会とは、生徒たちが高校への進級という節目に立って、保護者や友人、その他自らを支えてくれる人たちとの関係について改めて考える機会を持つという会です。

最初に御聖堂で、校長先生からお話をいただいた後、生徒たちは、事前に内緒で保護者の方にお願いして書いていただいていたお手紙を読みました。きっと保護者の方々からの深い愛情が述べられていたのでしょう。生徒たちは、次々と涙、涙…。涙腺の壊れている私ですから、思わずもらい泣きしてしまいそうになり、違う方向を向いて必死でごまかしました。

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中3生の保護者の皆様、日々お忙しい中にも関わらず、我々のお願いに快く応えていただき、本当にありがとうございました。皆様方の愛情を、確実にお嬢様に届けることができたと思っております。

その後は、各教室に戻り、保護者の方への返事と、3年後の自分に宛てた手紙を書きました。反抗期かもしれない彼女たちも、普段言えない本当の気持ちを手紙にしたためました。きっと今ごろ「今までありがとう。これから高校生活も頑張ります」という言葉とともに、保護者の皆様にお手紙を届けていることと思います。保護者の皆様もお嬢様が寝静まった後、読み返してぜひぜひ涙を流して下さい。

ちなみに、かく言う私も久しぶりに両親のことを考えました。私はもともと福井県の出身で、18才の大学進学と同時に親元を離れて早20年にもなります。そういえば、年が明けてから数える程しか話をしていません…。かつて私が小児ぜんそくを患ったせいで、東京で技術者として働いていた生活を捨てて故郷に帰ることになってしまった父親、しかし自分のやりたかった教師という仕事をやるために実家に両親を残し、和歌山で教員をしている私。私も大人になって父親と酒を酌み交わすこともありますが、そんな時でも、父親の口から私に対する恨み言など一度も聞いたことはありません。にも関わらず、私は相当な親不孝者だなぁ…と。近々、電話をして生徒たちの様に感謝の気持ちを伝えてみようかなと少し敬虔な気持ちになりました。

さて、その後生徒たちは、修了感謝ミサにあずかり、中学修了の記念として校長先生から直接メダイをいただきました。そのメダイを見る度に、今日の日の気持ちを思い出してくれたらうれしいなと思います。

さあ、明日はいよいよ修了式です。しっかりと中学生活を締めくくり、新たな高校生活に向けて走り出してほしいものです。我々中3の教員もしっかり彼女たちの背中を押して、送り出したいと思っています。

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特別授業   上田 渉子先生

学年末テストが終わって終業式まで、信愛では学年ごとに特別授業が行われます。

例えば、修学旅行事前学習(高1)、キャリア教育(中3)、金融教育(中2)といった種々の講演会。たくさんのゲストティーチャーをお迎えし、知識・視野を広げる知的好奇心いっぱいのひとときです。

私の担当する中1生は、学年ドッヂボール大会を行いました。夏には中学全体で行われたドッヂボール大会ですが、心身ともに成長した姿や、クラスのチームワークがよくなった様子に感動しました。

また、本日は神父様から「高山右近」についての講演をうかがいました。右近の人生についてはもちろんのこと、震災の被災地についてのお話、先行きの見通しにくい現代社会では、しっかり学習し周囲に流されず自分の頭で考えることが重要であるといった、たいへんためになるお話をうかがうことができました。

中1生は131名中、皆出席50名、精勤23名。この一年、みんな元気に本当によく頑張りました。学年の締めくくりに当たり、支えて下さいました保護者のみなさま、ご家族のみなさまにも心から感謝申し上げたいと思います。

矢野 晴子

昨年度は新校舎建築中の為、譲り合いの精神で特別教室を使用していました。

今年度は新校舎も完成し被服実習もフルで行うことができました。

被服製作は、採寸⇒裁断⇒縫製⇒アイロン仕上げの段階で進めていきます。

中学2年生のミシン実習は、ミシンの上糸かけ、下糸をボビンに巻くなどすべての作業を自分で行いハーフパンツを仕上げます。

自分の服を作るのはほとんど皆が初めて、ミシンも初めて・・・の人もいる中でのスタートでした。

初めの頃は、どの個所を縫っているのかもわからず、授業で今日縫う場所をきき、ミシンと格闘していました。平面が立体になり始めるころにはすっかりミシンにも慣れ、時間も忘れて必死で取り組んでいた姿が印象的です。

中学2年生全員“世界にたった一つの自分製作のハーフパンツ完成!!”

心のこもった作品が仕上がりました。

学校で習うことは基本的なことです。ズボンの縫い方も今回の方法だけではありません。ポケットも形や大きさ何種類もあります。ここからは興味を持って作品を作ったり考えたりしていってほしいと願っています。

それでは、素敵な作品を紹介します

 

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片岡ちか

昨日は国公立の後期試験でした。高校3年生を担任していた私は、この日をもってやっと長い受験が終わったという感じがします。

3月1日に卒業式を迎え、巣立っていったとはいうものの、この後期試験に向けて制服を着て毎日いつもと変わらない時間に登校し、第一志望合格に向けて黙々と勉強に励む生徒達がいました。

試験を終え、先生達にお借りした教材や、お土産を渡すために今日も何人かの生徒が学校に来てくれています。結果発表は3月20日以降ですが、どの生徒も「先生、やりきったわ!」とすがすがしい笑顔を見せてくれました。

彼女達を見ていて、本当に心から尊敬の思いを込めて拍手を送りたいと思います。

最後の最後まで粘り、自分の力を出し切るという経験はなかなかできるものではありません。こうした経験は自らの課題に向けてストイックに取り組む自分への厳しさが必要不可欠ですが、それだけでは成し遂げられません。一緒に頑張る友人達との固い絆、私たち教師を信じる謙虚な心、そしてご家庭のあたたかいご支援。これら全てが必要だと思います。

結果については後は神様にお祈りするしかありませんが、未来への扉を力強くノックした彼女達には間違いなく希望と可能性に満ちた新たな道がひらかれています。

受験生の皆さん、そして彼女達を支えてくれた保護者の皆様、長い受験おつかれさまでした。

遠藤 克彦

 今日は学年末試験の採点日。いわば生徒たちの、この一年間の学習の総決算を採点しています。私は現代文の担当なので、「この子は記述式の解答を作るのが上手になったな」とか、「この子は学年当初、漢字の書き取りを苦手としていたのに、この1年で克服したな」とか、「この子は評論文の読み方がある程度身についてきたな」等々、さまざまな成長の手ごたえを採点しながら感じています。逆に課題もどんどん見えてきます。来年度はもうすぐ目の前です。今年度よくなった点はさらに伸ばし、そして課題は克服していきましょう。生徒の皆さん、今年度は本当にお疲れ様でした。明日、学年末テストは全て返却されますが、笑顔で受け取られることを祈ってます。さあ、採点の続きをがんばろっと…。

岩橋三絵

今日は私の結婚記念日です。随分昔の話ですが、新婚旅行ではバチカン市国に立ち寄りました。ここはカトリック総本山で、イタリア・ローマ市にある世界最小の国です。大きさは東京ディズニーランドより少し小さいそうです。実際に訪れると国境らしき物がなく、パスポートの提示もなく、知らないうちにサンピエトロ広場に誘導されていました。その奥にサンピエトロ大聖堂があり、中に入ると厳粛な雰囲気で神聖な空気に包まれた別世界がありました。教会の中しか見たことのなかった私はものすごく広い祈りの空間に圧倒されました。その中ではいろんな国の言葉で熱心にお祈りするたくさんの人々の姿が印象的でした。機会を作って再訪したい場所の一つです。

立野 友美

今日は3月3日、ひなまつりですね。生徒のみなさんのご家庭では、ひな人形を飾ったりしてお祝いをするのでしょうか。ひな人形のひなとは、小さくてかわいいものという意味があるそうです。そんなひな人形ですが、早く片付けないと結婚が遅れる、という話を一度は聞いたことがあるかと思います。「ひな人形に厄や災いを移すという考えから,早く片付けて災いを遠ざけたほうが良い」「早くしまうほど早く片付く(嫁に行く)」など諸説あるようです。ひなまつりには,こどもたちの想像力や健やかな体と優しい心が育むようにとの願いが込められています。学年末試験に向けて生徒のみなさんは忙しいことと思いますが、今日の夜は家族でお祝いしてみてはどうでしょうか。

卒業式 湯浅永一

確かな春の訪れを感じる暖かさのなか、今日、和歌山信愛高校第63回卒業証書授与式が挙行されました。

 緊張しているかと思っていた卒業生は、意外にも満面の笑みで教室から体育館へ向かいました。

 式はいつもながらの終始厳かな雰囲気で進みます。
卒業証書授与では、クラス担任が一人一人の名前を呼び、代表者1名が壇上で卒業証書を受け取ります。名前を呼ぶ担任も、呼ばれる卒業生も一人一人がこれまでの6年間、3年間を思い返しているようでした。

 その後、校長先生や来賓の方々よりお祝いや激励の言葉がおくられました。
答辞は6年間3年間の思い出に始まり、在校生、教職員、そして今まで育ててもらった保護者の方への感謝に溢れたものでした。その文章はその場にいた人の心を打つもので、最後の一文を読み終える頃には、卒業生はもちろんのこと、教職員席や保護者席でも涙を拭く姿や涙をこらえる姿が見られました。
その感動的な雰囲気の中、信愛伝統の歌「答唱詩編(愛といつくしみのあるところ)・祝歌と卒業の歌・校歌」が斉唱されました。いつもながら、この歌にはいつも感動します。

 式を終えた3年生は大きな拍手の中、最後はお世話になった担任に見送られながら退場します。入場時の笑顔とは違う、感極まり涙を流したたくさんの顔がそこにありました。 卒業式の後は最後のホームルーム(20年くらい前のことですが、司会者として、間違って、最後のお別れと言ってしまいました。当時の出席者の方申し訳ありませんでした)です。各クラスとも、担任と卒業生が互いに思いを伝え、涙、涙・・・・・・・・・・・・クラスの個性が出ていて本当に素敵な最後のホームルームでした。

 こうして、252名の卒業生は多くの方からの思いを胸に学び舎を巣立っていきました。

60年以上続いている信愛の卒業式、マイナーチェンジは少しあるものの、半世紀以上基本的なところは変わらず、卒業生のみならず、在校生、保護者のかた、多くの人々に感動・感激を与え続けています。これも他に誇れる信愛の一場面だといつも思います。

卒業生のこれからの活躍を祈りながら、これから我が家では宴会をします。

ありがとうございました。