高校1年生が「探究基礎」パネルディスカッションを実施しました

5月16日(水)6・7限を利用して、地域の課題にチャレンジする「探究基礎」の実質的なスタートとなるパネルディスカッションを実施しました。

今年度も「地域医療」「地域経済」「地域防災」「産業課題」という4つのテーマの連携先から講師の先生をお招きし、色々なお話をうかがうことができました。

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当初は、自分たちの身近な所にもたくさんの課題があるということに気づき、それに対して誰かがやってくれるだろうではなく、自分たちが主体的にチャレンジしてみようという心を育てることを意図したプログラムでしたが、本学がSGHアソシエイト校の認定を文部科学省からいただいて今年で4年目。
学校の中にこのような探究活動があるのも今や日常のことになりました。
今年度の高校1年生はまだ高校生活が始まったばかりにも関わらず、すでに色々な外部のプログラムに自ら応募しています。

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今年度は、これまで頭の中で考えてきたアイディアをアクションを通して検証したり、自分たちの思いを講師の先生にしっかり伝えることのできるプレゼンスキルを身につけたり、ルーブリックを用いて振り返りを意識させたりするなど、プログラムの内容をさらに深化させていくつもりです。
取り組みの成果を外部の方々に見ていただく機会も増やしていく予定ですので、その際は学校に足をお運びいただき、生徒たちの姿をご覧ください。

高校1年生のSGHプログラム開始

新年度が始まり、新しい高校1年生もようやく学校生活に慣れてきました。
そんな中4月23日(月)5・6限目のLHRを使って本格的なSGHプログラムを開始する前に、練習を兼ねて簡単なテーマでのブレインストーミングと、そこから生じたアイディアをクラスメートに発表するというプログラムを実施しました。

今年度で信愛のSGHプログラムも4年目、そして今年度の高校1年生は、大学入試改革1期生となる学年ということで改良を加えながらの活動となっています。
今年度の特徴はルーブリックを用いた評価を本格導入したことです。
このプログラムにおける模範的な態度を事前に設定し、生徒たちはその姿勢を目標にしながら取り組むという形式をとりました。

今回は「新入生研修をより充実したものにするにはどのようなプログラムがあるとよいか」「新しいクラスで1人でも多くの友人を作るにはどうしたらよいか」「将来の夢や目標を見つけるためにはどうしたらいいか」などのテーマでブレインストーミングを実施しましたが、信愛に探究学習という文化がかなり根付いてきたこともあり、高入生のクラスも楽しそうに取り組んでいたと思います。

また、発表の方法は「自由」としていましたが、あるクラスでは劇仕立てで発表する班もあり、独創性も感じることができました。

なお、ルーブリック評価は他者からの評価と自己評価の2本立てになっており、その差を踏まえ、次回の活動へどのようにつなげていくかということを意識させるなど「振り返り」を重視したものになっています。

今年度は新入生研修会でSGHの活動について話をする機会もあり、その中で教育改革の目指しているものについて話をすると同時に、これからの社会が求める「主体的に行動する」「多様性の理解」「複数の納得解を導く力」などについて説明していたこともスムーズなSGHプログラムのスタートに繋がっていると思います。

次回はパネルディスカッション。いよいよ高校1年生のプログラムが本格始動しますが、今回の振り返りを踏まえての生徒たちの成長が期待されます。

SGH甲子園2018に出場しました

高校1年生の代表者13名が、3月24日(土)関西学院大学でおこなわれたSGH甲子園2018に出場しました。

本校は初年度から出場していますが、年々出場校が増えており、今年度は100校を超えているとのことでした。校舎の中は全国の高校生であふれかえっており、すごい熱気でした!
本校はポスタープレゼンテーションでの発表でしたが、前述のとおり出場校が増えたため、今年度から1校につき1チームしか参加できなくなりました。本校は4つの分野に分かれて研究活動を行っているため、5分の発表時間を4人で4分割するという形をとりました。ですので、時間との勝負だったのですが、本番では多少時間に余裕をもって発表できることができたので、全員伝えたいことは全て伝えられました。

皆さん好意的に発表を聞いてくださり、また意見をくださった方も次の発表に向けて前向きに検討できるようにお話してくださったので大変参考になりました。
他校の発表を聞くと、英語で発表しているチームもあるし、日本語でもパフォーマンスのすばらしいチームもあるし、本当に勉強になりました。データ分析の弱さや、提言を実行に移せていないなど、本校が改善すべき点はまだまだたくさんあるので、それらの反省をいかしながら、来年度もSGH甲子園への出場をめざしてがんばっていきたいと思います。

【探究発展Ⅰ】講演会をおこないました

【探究発展Ⅰ】「女性の社会進出に関わる諸問題の研究」がスタートした高校1年生が、一般社団法人女性と地域活性推進機構(以下WAO)代表理事堀内智子様の講演を聴きました。本校のSGHアソシエイトとしての歩みはWAO様とともにあったといっても過言ではないくらいお世話になっています。堀内様にはご自身の経験をもとに、女性のライフステージが変化するにつれて生じる課題についてお話いただきました。

例年、堀内様には介護のお話をメインにしていただいています。介護の問題は高校生の段階では一番想像しにくいと考えるからです。でも、誰しも抱えうる問題です。堀内様の場合はご自身の介護の経験から、「介護する人の支えになるビジネス」を創出されました。今日のお話の中でも、「目の前の課題を解決しようとすると自然と道は開ける」とおっしゃっていました。

これから、この研究活動の中で、女性が生きていく上で避けて通れない問題についていくつも学ぶことになると思います。それらの問題につて誰かが解決してくれるのを待つのではなく、自ら解決のために動ける人になってほしいので、ぜひとも積極的に前向きに「自分の問題」としてこの研究活動に取り組んでいってください。

【探究発展Ⅰ】オリエンテーションをおこないました。

高校1年生の生徒が、これから2年生の12月まで取り組む【探究発展Ⅰ】のオリエンテーションに参加しました。

【探究発展Ⅰ】では「女性の社会進出に関わる諸問題の研究」に取り組みます。女性の生き方は多様化し、制度の面ではさまざまな対策がとられるようになりましたが、意識の面ではまだまだ固定観念が残ります。そのような社会にこれから出ていく生徒たちに「誰かがなんとかしてくれるのを待つ」のではなく「自分がなんとかする」と考えられる女性へと成長してほしいという願いをこめた研究プログラムです。

これから様々な有識者の方のお話を聞いたり、自らフィールドワークに出かけたりして、見聞を広めていってもらいます。自分自身が近い将来必ず直面する問題という意識をもって、主体的に取り組んでほしいと思います。

GACがMY PROJECT AWARD 2017 関西大会に出場しました

2月18日(日)大阪梅田の関西大学梅田キャンパスで行われたカタリバ主催、文部科学省後援の「第5回 全国高校生 MY PROJECT AWARD 2017 (通称、マイプロ)関西大会」に本学のGAC(Global Activity Club)が参加しました。

 

 

今回、GACはカンボジアの子供たちに教育支援活動を行っている本学のシスターをサポートする活動を「マイプロジェクト」とし、書類審査をクリアして関西大会へと駒を進めました。
実は2年前の第3回のマイプロ全国大会で本学の生徒が学校部門3位となり、非常に貴重な体験をしてきたため、生徒たちは「私たちも…」と意気込み、全国大会への出場を目指し、10分間のプレゼンの準備を直前まで重ねていました。

しかし、残念ながら、結果は予選敗退…
プロジェクトの内容そのものは他の高校生のプロジェクトと比べても遜色はなかったのですが、違いはそのプロジェクトが自分のものであるかという「マイプロ」の「MY」の部分の差でした。

GACはクラブが発足して3年目。最初にシスターの活動をサポートしたいという熱い思いでこのクラブを作った1期生はすでに卒業しており、現在は3期生が活動の中心となっています。本人たちにその自覚はありませんでしたが、現在の活動は、「先輩の活動」の継続であり、「自分たちの活動」となっていなかったという現実を、審査員の方々のお言葉や、他の高校生の「熱さ」で気付かされたようです。評価をしていただいて、今後の活動の起爆剤としたいというこちらの目論見は外れましたが、生徒たちは目には見えない、本当にいい学びをさせていただいたと思います。
引率していた私自身も大きな刺激を受けましたが、参加した生徒たちは本当によい表情をしており、このような学びを経て、生徒たちは成長していくのだなあとしみじみと感じました。
このような学びを届けていただいた「マイプロ」には本当に感謝です。

GACはこれまでの学校のクラブ活動の枠に留まらず、新たなことに今後も様々なことにチャレンジしていくつもりです。
現在高校1年生の部員がすこし少ないこともあり、もしこのような答えのない課題にチャレンジする活動に興味を感じてくれる人がいれば、中学、高校関係なく新入部員を募集しています。
また春から信愛に入学する皆さんもぜひぜひ入部をお待ちしています。

カンボジア研修報告会をおこないました

少し遅くなりましたが、本日(2月15日)中1から高2までの全校生徒を対象に、カンボジア研修報告会をおこないました。残念ながら1名がインフルエンザで欠席し、4名での報告になりました。

短い時間でしたが、彼女たちは自分たちが学んだことを思い思いの言葉でしっかり報告してくれました。

カンボジアで教育活動を行うシスターやその幼稚園に通う子供たちのこと、カンボジアと日本の違いといった点にももちろん触れられましたが、彼女たちの心に残ったのはカンボジアで活躍している日本の方々との交流だったようです。
「AMAZING CAMBODIA」の渡辺さん、「KURATA PEPPER」の倉田さん、「SANCHA」の奥田さん、JICAで働く眞野さん、「CANDY ANGKOR」の西さんの言葉は深く心に刻まれ、多様性について学ぶだけではなく、これから自分の進路を具体的に決めていく彼女たちにとって勇気づけられる要素も大きかったと思います。

また、これらの体験から、「感謝すること」「積極的に動くこと」「日々の学習」の大切さに気付き、様々なことに前向きに取り組むことの大切さについて熱く語ってくれたのも私たちにとってうれしいことでした。

カンボジア研修も3年目も迎えました。活動内容もどんどん進化していきます。ですので、来年度もたくさんの応募があることを期待しています。

 

 

第5回高校生「国際問題を考える日」に参加しました

2月3日、兵庫県教育委員会、大阪大学、WHO神戸センター主催の「国際問題を考える日」のイベントに、本学の高校2年生6名、高校1年生3名が参加しました。

午前中は基調講演としてWHO神戸センター上級顧問官、野﨑慎仁郎様による「2050年の世界と日本~世界がうらやむ幸福社会」。その後は「2050年の世界と日本」をテーマに兵庫県の高校生の代表4名がパネリストとして登壇したパネルディスカッションが行われました。
2050年というのはSGHアソシエイトの活動でも紹介したことがありますが、一般的な予測では日本の人口は減少を続け、GDPは現在の世界第3位から8位に。また、少子高齢化の進行により、高齢者は人口の4割にも及ぶなどかなり悲観的なものになっています。
しかし、講演では、サザエさんの波平さんが50代であることを例にあげながら、現代の高齢者は非常に元気であることを踏まえ、他国よりも先駆けて高齢化社会を迎えたことを逆手にとって、高齢化を克服する一つのモデル国家となるべきだというお話をいただきました。

また、パネルディスカッションでは、同じ高校生が2050年を見据え、社会はどのように変化し、自らはどのように生きていきたいかなどについて堂々と発言しており、参加生徒たちは大きな刺激を受けたようです。

昼食後は、参加生徒によるポスターセッションが行われました。英語でポスターを作り、英語で発表、質問も英語で行うなどの学校もあり、圧倒される部分もありましたが、

【英語で表記されている葺合高校のポスター】

「国際問題を考える日」というテーマを踏まえ、本校からはカンボジアへの教育支援活動に取り組むGACのメンバーが参加していたため、自分たちの活動についてしっかり発表することができました。

しかし、このような機会でよく思うことですが、本学の生徒たちの他校の生徒の研究発表に対して敬意を払い、その探究活動がさらによくなるようにという視点を持って、質問したり、アドバイスシートがいっぱいになるほど記入しようとする姿勢には本当に感心させられます。

今回のイベントでは、きっとすばらしい才能を持っている高校生たちなのだろうとは思いますが、他者の研究発表の弱い所を指摘してやろうというような尖った言動が散見されたり、発表のアドバイスシートでもこれをもらった人はどう思うだろうかというような無関心なものがあったりして、少し残念に感じた場面もあったため、信愛生のこのような特性は言語や文化、宗教などを越えた本当の意味での「協働」につながる素質として改めて大切にすべきだと強く感じました。

平成29年度SGH校等8校合同カンボジア研修会に参加しました

1月6日・7日、岡山県の友愛の丘という施設で岡山学芸館高校、広島女学院の共催による平成29年度SGH等8校合同カンボジア合同研修会が行われたため、昨年に引き続き参加してきました。

各校によるカンボジア研修旅行の内容とそこから学んだことのプレゼン、北陸先端科学技術大学院大学の川西先生、元山先生による「多様性を考える」「グローバルリーダーシップについて考える」「20年後のカンボジアを考える」という3つのワークショップなど非常に濃密な1泊2日となりました。

昨年度初めてこの会に参加させていただいた時にも感じたことですが、すばらしい講師の先生方から貴重な学びを受けることができると同時に、カンボジアでの異文化体験という共通のテーマを軸に同じ年代でありながら高い意識を持った他校の生徒たちと直接交流することで大きな刺激を受ける時間となりました。予算的な事情もあり、本学からは2名の生徒しか参加することはできませんでしたが、それでも以下の参加生徒の感想を見ると、非常に価値ある体験を届けることができたように思います。

感想①
他校の生徒の方々と話し合い、意見を交わして、まわりの高校生の発言力に驚かされ、自分ももっと積極的に発信できるようにしなければという焦りを感じたと同時に意欲が沸きました。普段は他校の方々と交流する機会はないので、自分たちとは違う経験をして得られた異なる考え方を持つ高校生とのディスカッションは新鮮で、多くの刺激を受けました。はじめは不安もあったけど、いざ始まってみると2日では足りないと感じるほど濃厚な時間をすごすことができ、参加できて本当によかったです。
感想②
私はカンボジア研修に参加したことで、異文化を理解する力が身についたと思っていました。しかし、研修の講師の先生のお話の中で、まだまだ日本の常識や感覚で様々な物事を捉えていることに気づかされたように思います。今回の研修会を通して、また少し、自分自身の物の見方、考え方に広がりがでたような気がしました。信愛の先生方が私たちの将来を考え、SGHにチャレンジしてくださっているからこそ、今回のような貴重な機会を得ることができたのだと思います。学校に戻ったら、この体験を色んな人たちと共有したいと思っています。

研修会のワークショップの中でも「Competition(競争)」ではなく「collaboration(協働)」、「empathy(同情)」ではなく、「sympathy(感情移入)」などこれからの社会を生きて行くにあたっての大切な概念の説明もありましたが、本校の生徒たちはカトリック教育とSGHプログラムを通して、このような価値観がすでに身につきつつあるように思います。世間では「グローバル化した社会の中で、自国が経済競争に勝つために、自分自身の利益のために英語ではっきりと物が言えなければならない」などという薄っぺらなグローバル教育が広がっているような気もしますが、自分自身が名前も知らない大勢の人に支えられていることに感謝し、他者の幸せ(私たちが抱えている重大な課題の解決)のために自らの使命を見つけ、それに向かって邁進できるような真のグローバル人材に近づくために、これからも様々なアプローチをしていきたいと思います。

カンボジア研修12/27②

夕方からはシェムリアップでキャンディアンコールというお土産屋さんを経営されている西さんを訪れました。西さんのお話は面白く、またとても力強いので、生徒のみんなも自然と自分の将来への思いを熱く語ることができました。

西さんは「あくまで私は外国人。土台作りは手伝うけれど、そこから先はカンボジアの人にやってもらう。カンボジアはカンボジア人のもの。」とおっしゃっていました。カンボジアの人たちが大切にしているものを尊重しながら、カンボジアの人が自分で生活できるシステムを作りたい、というその思いは、ともすると支援の意味をはき違えてしまうことに対する戒めとして響きました。

その後晩御飯をいただきました。カンボジアでの最後の晩餐はクメール料理でした。フルーツをふんだんに使った料理でとても美味しかったです。

そしてシェムリアップ国際空港に向かいました。シェムリアップのガイドさんともこれでお別れです。

今日は一日、みんなが「もっとカンボジアにいたい」を何度口にしたかわかりません。毎日一つ一つの行程に本当に全力で取り組みました。自分がこの研修を通じてどうなりたいか、何を学びたいかという目的意識が一人一人の中に確かにあり、それは積極性という部分に顕著に現れていたと思います。たった5日間でしたが日に日にタフになっていき、精神面で成長していくのが目に見えてわかりました。日本人の方のお話を聞くときには、競い合うように質問したり、園児や小学生、高校生と関わる時には、積極性という部分で他のメンバーに負けないように意識したり、あらゆる場面でお互いがお互いを刺激しあっていて、それがさらなる成長に繋がったように思います。

ガイドさんにもシスターにも現地の日本の方にも、「今年の子たちはパワフルだね」と言ってもらえました。カンボジア研修も3年目となり、1年目や2年目の生徒が経験した衝撃はもしかしたら薄れたかもしれません。しかし、先輩たちからいろんな話を聞いて、「前もって想像できた」いう心の余裕が、「先輩たちよりももっと多くのことを学びたい!!」と思わせてくれたのではないかと思います。

体調を崩すことも全くなく、多少のトラブルにも動じずに対応できた今年のメンバーは本当にタフで頼もしかったです。引率した自分も、彼女たちの様子を見て負けていられないという気持ちになりました。

まだ年内の補習が残っているメンバーもいますが、まずは体を休めてください。お疲れ様でした。オークン!