月別アーカイブ: 2015年5月

サイエンス・ダイアログを実施します!

SGH運営委員の佐藤です。

SGHアソシエイトの取り組み(と)の一環として、7月15日(水)にサイエンス・ダイアログを実施することになりました。

サイエンス・ダイアログとは日本学術振興会が行っている事業の一つで、来日している外国人研究者を講師としてお招きし、研究者の研究テーマや出身国に関する講義を外国語で行うというものです。http://www.jsps.go.jp/j-sdialogue/index.html

ちなみに和歌山信愛でのサイエンス・ダイアログの実施は今回で2回目となります。

今回は台湾出身の大阪大学 生命機能研究科のHui-Ju YANG博士を講師としてお招きして英語による生物学の講義を予定しています。

講義の様子は後日このページで報告させていただきますが、理科の面でも英語の面でも非常に貴重な体験となることは間違いありません。生徒の皆さんの積極的な参加を期待しています。

SGHアソシエイト委員の山本恵です

私は現在高校2年生を担当しています。SGHプログラムにおいて高校2年生は「女性の社会進出に関わる諸問題の研究」に取り組みます。これは現高校1年生が3学期に「探求発展Ⅰ」という授業で取り組む内容を、高校2年生が先行実施しているかたちになります。

その研究プログラムを実施するにあたり、連携先としてご協力いただいている「一般社団法人 女性と地域活性推進機構(以下WAO)」の代表理事の堀内智子様と、事務局の奥林裕子様が5月14日(木)に本校にお越し下さり、今後のプログラムの進め方について打ち合わせをおこないました。今後のスケジュールは、ライフ・キャリアプランシートの作成、WAO様による講演、女性の社会進出に関わる諸問題について考えるグループワーク、グループワークを通じて考えられた課題解決方法のポスターセッション、プレゼンテーションへと進んでいきます。

今は「女性のダイバーシティ(多様性)時代」と言われています。女性の生き方には無限とも思える選択肢があって、それは教員をしている私たちだけでは完全に把握することはできません。WAO様は本校の研究プログラムで課題としていることをすでに社会実践されており、また同じような勉強会をされているということもあり、本校の取り組みを本当に好意的に受けとめてくださり、こころよく連携を承諾してくださいました。生徒たちの取り組みが質の高いものになれば、さらに貴重な機会を提供してくれるとのことで、非常に楽しみにしています。

ところで、信愛生は本当によく勉強をします。その努力が能力の限界を超えて、大学入試では良い結果を残してくれます。しかし、そこまで努力をして志望校に入学し、大学でも積極的に活動し自らを磨き、厳しい就職活動を乗り越え、希望の職業にたどり着いたとしても、そのキャリアを続けることが困難となる問題が女性にはたくさんあるのが現実です。日々、将来の自分のために努力を続けている生徒のみんなを見ていると、そのことが本当に残念に思えてきます。だからこそ、そんな困難に負けない強さとそれを乗り越える術を身につけてほしいと思い、SGHアソシエイト運営委員会はこの研究プログラムを考えました。この研究プログラムでの経験が、皆さんの将来の様々な生き方につながっていくことを願って…

家庭科によるSGHプログラムの紹介

 SGH運営委員の家庭科の矢野です。

SGH教育プログラムの一つとして提案した家庭科の「食」に関する体験を通して自国文化の尊重・理解を行い、互いを信頼関係で結ぶコミュニケーション能力へとつなげる取り組みとして、まずは「梅干つくり」を計画中です。

梅は中国が原産ですが、紀州は梅干しの生産地としてよく知られ、この地で生産される南高梅と呼ばれる品種の梅を用いた梅干は県の推薦優良土産品に指定されています。先日株式会社TREEの水野様の話を伺い、みなべの梅栽培から和歌山の明るい未来に対する情熱を感じることができました。しかし、梅干を作る話を進める中で、「酸っぱくてあまり好きではない」「食べる機会が少ない」「毎日1個は食べている」「酸っぱくないと梅干じゃないよ」と様々な意見がありました。和歌山の特産品でありながら、なかなか口にする機会が少ない生徒も多くいました。

そこで、自分たちで作ってみよう。作る工程も知ってみようということで、6月下旬に梅を購入して初挑戦です。

本当は高校1年生全体でチャレンジしたかったのですが、今年度は家庭科クラブを中心に希望者を募り、塩漬け⇒梅酢⇒土用干しの工程で進めてみようと思います。しっかり日本の文化を理解したグローバルリーダー育成のために頑張ってみます。また、途中経過はこのページで報告させていただきます。

さて、話は変わりますが、先日あらかわの桃農園の先生が摘果された桃を利用する方法がないかと約5㎏を持ってこられました。さっそく家庭科クラブのメンバーとあれこれ調べて、考えて

1 そのまま砂糖漬け

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2 皮をむいて砂糖漬け(桃が小さいのでずいぶん時間がかかりました)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

3 塩もみして2度ゆでる。その後桃を取り出しシロップを煮詰め桃を元に戻す。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

の3種類を作ってみました。今は冷蔵庫でねかせています。試食は中間テスト後です。ワクワク ♫

国際貢献プロジェクト「カンボジア募金」報告

SGH運営委員会の大村です。

先日から何度か報告させていただいた。信愛SGHの活動の一環として行った国際貢献プロジェクト「カンボジア募金」の報告を行いたいと思います。

5月1日、2日のわかば祭、9、10日の4日間の総募金額は、なんと137,550円!!
そのうち、経費としてしおりの制作費が12,940円、
クリアファイルの制作費が42,120円でしたので、
カンボジアへ募金する金額は82,490円となりました。

募金して下さった方々、本当にありがとうございます。
どのような形で現地に届けるかについてはまだ確定していませんが、
本学設立母体「ショファイユの幼きイエズス修道会」のカンボジアにある共同体で
奉仕活動を行っているシスターに届けることをお約束いたします。
実際に届けた時には、このページで報告させていただきます。

信愛SGHプログラム「探求基礎(地域課題に関する研究)」スタート

SGH運営委員会の大村です。
新着情報でも紹介した通り、5月13日(水)の14:30から本学体育館にて、高校1年生対象の信愛SGHプログラム「探求基礎(地域課題に関する研究)」がスタートし、連携先の4人の方をお招きして今後取り組みたい地域課題を選ぶためにパネルディスカッションを実施しました。
今回設定した地域課題とパネリストの先生方は以下の通りです。
「地域医療」:和歌山県立医科大学 上野雅巳様
「地域経済」:和歌山大学経済学部 上野美咲様
「地域防災」:和歌山市危機管理局危機管理部総合防災課 戸口善博様
「産業課題」:株式会社TREE、一般社団法人GreenEducation 水野雅弘様

最初に先生方の活動紹介の後、「和歌山の地域としての未来」や「高校生が課題解決型学習に取り組む価値や意義」についてディスカッションしていただきました。
本学がパネルディスカッションを主催、運営するのもおそらく初めて、まして私がパネルディスカッションの司会をするのも初めて、手探りでしかないこの企画の運営、非常に緊張しましたが、パネリストの先生方のご協力もあって無事終了しました。
これまで、和歌山には人口減少や高齢化、中心市街地の空洞化、そしていつかくる南海トラフによる大地震など課題が山積みで、生徒たちが社会に出た時に明るい未来を描くことができるのかと不安に思う部分もあったのですが、今回本学のプログラムに賛同していただいたパネリストの方々のディスカッションから、例えば、医療の面では和歌山県立医科大学が関西空港に一番近い医科大というメリットを活用して和歌山を医療特区として地域を活性化したいというお話や産業の面では、永続可能な農業としてみなべの梅栽培を世界農業遺産に登録し、それを用いて地域を活性したいなど和歌山の明るい未来に対する情熱を強く感じることができました。
しかし、同時にいつか来る南海トラフによる大地震では、和歌山市でも最大8mの津波が想定されているなど、目をそらすことのできない厳しい現実も提示されました。

DSC01598

また、同時にパネリストの先生方から「課題が多いことは、反対に解決能力を養い、知的好奇心や向学心を育てるというメリットでもある」、「地域コミュニティーの中心は高齢者、今こそ若い世代の力が求められている」、「問題意識を持つリーダーの存在が集団を変える」などと高校生がこのような学習に取り組むことへのエールもいただきました。

SGHというと、「世界で」活躍する人を育成することというように誤解されますが、本学ではそのような生徒だけを育成するつもりはありません。SGHの目的の中にも記されているように、「社会課題に対して主体的に関わることのできる人材を育成すること」に重きを置き、その舞台は、世界であろうが、地域であろうが、家庭であってもかまわないと考えています。

「誰かがやってくれること」ではなく、「自分たちのこと」と捉えること。
インプット学習ではなく、他者と協働しながら最善の解を導き、それをアウトプットすること。
高校1年生はその学習の第一歩を踏み出しています。

そして、最後に各パネリストの先生方からこれから生徒たちに考えてほしい課題が発表されました。
「地域医療」:和歌山県には全国平均以上の医師が存在し医療環境が整っている県とされているが、県内地域によっての偏在が著しい。その原因を追及し、医師偏在を解消するためにはどのような手段が考えられるか」
「地域経済」:中心市街地の空洞化は当たり前のこととなっているが、そのまちなか地域を恒常的に活性化させるためにはどのような手段が考えられるか。ただし、そのアイディアを実現させるための組織づくりや予算の捻出方法、そして将来的なビジョンまで考えること」
「地域防災」:市民の大規模災害に対する意識を向上させるためには、どのような手段が考えられるか。また、市民の命を守り減災へと導くためにどのような地域コミュニティーを構築するべきか」
「産業課題」:世界農業遺産に登録されることが予想されるみなべの梅システムの価値を利用して、衰退しつつある梅産業をいかにして活性化させることができるか。様々な視点から考えてみる」

今後もパネリストの先生方やそれらの課題に関わる様々な方々のお力をお借りしながら、ワークショップ、フィールドワーク、ポスターセッションを通して、最終発表に向けて取り組んでいきます。
「本気の大人に触れる」機会を通して、生徒たちに劇的な変化が生じることを期待しながら、我々も学年の先生たちと協力しつつ、ここから「探求基礎」の運営を模索していきたいと考えております。

DSC01585

今後の展開にご期待下さい。

信愛フェスタを終えて その2

SGHが関わる信愛フェスタのもう一つ企画は、「国際貢献プロジェクト」の一環として「カンボジアへの募金活動」になります。
わかば祭に続いて、信愛フェスタに来場された方に主旨をご理解いただき、募金活動を行いました。
わかば祭の時は、生徒や保護者の方を対象ということで、それほど恥じらいもなかったのですが、今回は本学への入学を多少なりとも考えて下さっている小学生や保護者の方を対象ということで両日とも少々緊張しながらのスタートとなりました。
写真は二日間の募金の様子です。
IMG_2719
自作のポスターと募金箱で活動しています。ポスター作成時にはここには書けない恥ずかしいトラブルもありましたが…(笑)
IMG_2733
小さなお客さん(来場した小学生の兄弟)も募金してくれました

IMG_2732
ファイルを渡したら、この表情!頑張ってオリジナルグッズを作成した甲斐がありました

今回はただの募金ではなく、募金して下さった方々に生徒がデザインしたオリジナルのしおりとファイルをさしあげるという形での募金を行ったため、しおりやファイルに目をとめてくれた小学生たちがたくさん募金してくれました。上の写真のようにしおりやファイルを渡すと「かわいい!」と喜んでくれる小学生もたくさんいて、生徒たちが色々と知恵を出し合って実施したこの募金活動、とても充実したものとなりました。また、「この活動をきっかけに自らがいかに恵まれ幸せな環境の中にいるかということを再確認した」、「世界にはまだまだ恵まれない子供たちがいる。そんな子供を支援するような将来を考えてみようかな」などという声も届いています。
募金活動を行った生徒たち、募金をしてくださった方々、そして募金の届け先とこの活動に関わった人たちが笑顔になるそんなプログラムになったと感じています。

予算の問題もあり、まだ実現できるかどうかは不透明ですが、私の中には、今回のこの募金をカンボジアにある修道院に、生徒たちが直接届けるとともに、奉仕活動の実施および現地学生とのワークショップを実施したいという最終目標があります。
現地での異文化交流は、きっと生徒たちにとって貴重な財産となると思っています。これも、学校だけではなく保護者の方々のご理解ご協力なしには成立しない企画。信愛SGHが更に充実したものになるようどうぞご協力ください。

なお、最後になりましたが、今回募金を行ってくださった方々、本当にありがとうございました!
責任をもってカンボジアの方々の笑顔につなげていくことをお約束します!
また、募金総額は、後日このページで報告させていただきます。

信愛フェスタを終えて その1

先ほど、5月9日(土)、10日(日)の2日間に渡って実施された信愛フェスタが終わりました。
SGHとして信愛フェスタに関わったのはこれまでの報告通り、高校1年生の「信愛フェスタに企画を出そう!」と本学の経営母体であるショファイユの幼きイエズス修道会のカンボジアにあるカンポート共同体に募金を届ける「国際貢献プロジェクト」です。

まず、高校1年生が信愛SGHのプレ企画として関わってくれた「Let’s make a Pot Purri」の様子です。
課題解決型学習のプレ企画として、「信愛フェスタを訪れる小学生をどのように楽しんでもらうか」について、グルーワークを通して、各クラスで案を集約し、クラスごとにプレゼンテーションを行い、その結果選ばれた企画です。
いい香りのする小さな手作りポプリ体験というのが、その内容ですが、おしゃれな女子の心をくすぐるとてもよい企画だったと思います。実施教室の周りにはいい香りが漂っていて絶対教室の中に入りたくなる、そんな企画になっていました。

IMG_2725[1]
IMG_2729[1]
これらの写真を見て下さい。
ウキウキしながら教室を訪問する小学生、信愛生と小学生がともに笑顔でポプリ作り、本当にステキな企画じゃないですか?
信愛フェスタに参加してくれた小学生および保護者の皆様、楽しい時間を過ごしていただけましたか?高校1年生が心をくだいて考え、喜んでほしいと願いながら準備した企画です。その心が皆様に届いてくださっていればうれしいです。

IMG_2708[1]

IMG_2705[1]

IMG_2706[1]
なお、高1B組の生徒の皆さん、何日も前から準備をしてくれただけでなく、昨日、今日と企画を運営してくれてどうもありがとうございます。そしてたくさんの小学生をもてなしてくれて、本当にお疲れさまでした。

でも、やってみてどうでしたか?参加した小学生の笑顔に触れて、自分たちのもてなしの心が届いたことが確認できて、大変だけど、でもやってよかったなという気持ちになりませんでしたか?
これって今回の企画に携わったからこそ味わうことのできた気持ちですよね?

いよいよ、5月13日(水)には、色々な方々のお力をお借りして、高校1年生対象の信愛SGH研究プログラムが本格始動します。
まずは、「地域の抱える課題」にチャレンジしてもらいます。高齢化や人口減少が続く和歌山は本当に多くの課題を抱えています。その問題によって困っている人たちを笑顔にするためにアイディアを出しあってみませんか?その課題を解決しようと現場の最前線で戦っていらっしゃる方々を助けることができるようなアイディアを考えてみませんか?
大変かもしれないけど、誰かにやってもらうのではなく、自分がやってみるからこそおもしろいし、貴重な体験へとつながっていくと思います。
我々信愛SGH運営委員会の信愛生が将来社会に出た時に、色んな人を笑顔にできるようなすばらしい人材へと成長してほしいと願うからこその「もてなしの心」、ぜひとも理解して積極的に関わってくれることを期待しています。

なお、今回、せっかく企画を考えてくれたのに、採用されなかったクラスの生徒の皆さんごめんなさい…でも、プレ企画での体験を活かして、次の「地域の抱える課題」に前向きに取り組んでください。
積極的にやったことは必ず将来への糧となるはずです。

信愛フェスタの高1企画

先日、信愛SGH研究プログラムのプレ企画として実施した、「信愛フェスタに企画を出そう!」について報告させていただきます。信愛中学校から進級した高校1年生4クラスのプレゼンテーションの結果選ばれたのは、B組さんの考えた「Let’s make a Pot Purri」です。本日その準備の様子を取材しようとしたのですが、職員会議が長引き、下校時刻を迎えてしまい、生徒たちは帰宅してしまった後でした…。写真は、生徒たちの下校後に教室を訪問し、撮らせてもらったものです。

信愛フェスタに来てくれた小学生と一緒にポプリを作ろうという内容のこの企画、体験してくれた女の子たちは間違いなく喜んでくれると思います。信愛SGHの根底に流れているのは、「自己の利益にこだわらず、地球レベルの幸せや平和のために貢献できる人材を育成したい」という思いです。信愛を訪れた小学生の笑顔を見ることは生徒たちにとってきっと価値ある第一歩となると思います。「人を笑顔にする」ことに喜びを見いだし、その範囲を広げていくような貴重な体験を数多く届けることができれば、生徒たちはきっと世界を舞台にしても貢献できる人材へと成長してくれるはず。我々SGH運営委員会もよりよいプログラムを届けるためにこれからも創意工夫を続けていきたいと思っています。皆さんご期待下さい。

なお、明日、明後日の信愛フェスタの様子は、また取材して報告させていただきます。IMG_2700IMG_2699IMG_2701

わかば祭にて国際貢献プロジェクトの募金活動を実施!

5月1・2日に行われた「わかば祭」では、SGH教育プログラムの一環として、
カンボジアで奉仕活動を行う本学修道院を支援する募金活動を実施しました。

今回チャレンジしたのは、ただの募金活動ではなく、
募金付き商品を開発したこと。
生徒がデザインしたしおりとクリアファイルは先日の記事でも報告した通りかなりの出来で、
実際に募金を始めると、そのしおりやクリアファイルがかわいいということで募金して下さった方もたくさんいらっしゃいました。

募金をするために、参加してくれた生徒たちもカンボジアの現状について自ら学習してくれました。
貧困はもちろん地雷やHIVにも苦しめられているということを知り、
その状態を助けるために立ち上がりたいという思いを抱いた上での募金活動です。

ただし、しおりとクリアファイルを少したくさん作りすぎたために、
2日間でかなりの募金をしていただいたにも関わらず、まだどちらも残っております。

今週末の信愛フェスタでも募金をさせていただこうと思っておりますので、
来校いただける方はぜひご協力お願いいたします。IMG_2659