月別アーカイブ: 2015年6月

高校1年生「探求基礎」、産業課題のワークショップ報告

SGH委員会の大村です。
少し遅くなりましたが、6月3日に行われた高校1年生の「探求基礎」の「産業課題」のワークショップの様子について報告させていただきます。
他の3つのワークショップと異なり、「産業課題」に関しては、前回のパネルディスカッションでもお世話になった株式会社TREEの取締役社長でもあり、一般社団法人Green Educationの代表理事でもある水野雅弘様のお力をお借りして実施されました。

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水野雅弘様です。

「産業課題」は、永続可能な農業として世界農業遺産への認定を目指している「みなべ、田辺の梅システム」の抱える課題について考えるという課題解決型学習になっています。しかし、400年以上も続く「生物の多様性」と「共生」を実現したこのすばらしい農業システムにもいくつかの課題があります。「農業従事者の高齢化」「梅需要の減少」などがそれです。今回は、水野様のお持ちの映像教材を使用させていただいたり、助っ人として力を貸して下さった株式会社岩本食品の取締役、企画部部長である岩本智良様には、加工業者の抱える現状、問題について色々とお話をいただきました。

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岩本智良様です。
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日本の食料事情についてまとめた映像資料です。日本固有の食文化に立ちかえることが「地域の再生」のチャンスにもなるという意見は非常に興味深いものでした。

他のワークショップ同様、「産業課題」の班もクラスを越えたメンバーで初対面。最初は、ぎこちない雰囲気の中でのスタートとなりましたが、梅干しをどれぐらい普段食べているかという調査からのインタビューやリーダーを決める「シャカシャカポン」などを通して少しずつ緊張がほぐれていく様子が感じられました。
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ワークショップ開始直後です。まだまだ、ぎこちない様子が背中からも伝わってきます。

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これが「シャカシャカポン」の様子です。

 

 

また、ワークショップは長々と時間を使うのではなく、短い時間でさっとアイディアを出させるという手法も新鮮。
今回は導入ということで、梅の消費を拡大させるための商品アイディアをあぶり出しましたが、短い時間にも関わらず水野様や岩本様を唸らせるようなアイディアも出てきました。
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ワークショップの様子です。表情や積極性の違いは明らかです。

最後は、各班のアイディア発表です。
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発表の様子も上手く導くことで、生徒たちの色々な表情を引き出すことができるなぁと改めて感じます。
ファシリテーターの合いの手で、アイディアを認められた生徒たちの喜びや誇らしさが伝わってきました。

次は、本格的に「産業課題」の抱える諸問題についてアプローチしていきます。
今後がますます楽しみになる第1回ワークショップとなりました。

なお、水野様、岩本様お忙しい中、今回も生徒たちに貴重な体験を届けていただき本当にありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

高校1年生、「探求基礎」初のワークショップを実施しました

SGH運営委員会の大村です。
6月3日(水)6・7限目に高校1年生のSGHプログラム「探求基礎」の授業が実施されました。
生徒たちは「地域医療」「地域経済」「地域防災」「産業課題」の4つの地域課題の中から自分が取り組んでみたいものを1つ選び、初のワークショップにのぞみました。

今回は第1回目のワークショップということもあり、前半はクラスを越えて集まった班のメンバーとのコミュニケーションの構築に少し時間を割きました。
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これが最初の様子です。初めて班のメンバーと顔を合わせて緊張感ある顔があちらこちらで見えていました。

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自己紹介などを通して少しずつ緊張もほぐれてきたのでしょうか?

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実際のワークショップの様子です。各連携先からの課題に対して「最善の解答」を見付けるべく取り組む様子も真剣です。

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ワークショップの経験はほとんどないにも関わらず、たくさんのアイディアが出されている班も。

 

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最後は自分たちの班のアイディアを他の班とも共有しました。

 

もちろん大人が気付かない「目から鱗!」の視点で、連携先の先生方を驚かせるようなアイディアも期待していますが、
「世の中に山積する課題を他人任せにしない」
「他者と協働しながら最善の解を探す」
という本学SGHプログラムの目指す基本精神を学年の先生方とともに伝えていきたいと思います。

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中央にあるのは担当の先生が準備してくださった資料です。

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「地域医療」はさっそく情報研修室を利用しました。

なお、今回は予算の都合もあり、「地域医療」「地域経済」「地域防災」の3つのテーマに関しては、高校1年生の先生方によるファシリテートでした。
先生方にとっても初めての体験。SGH運営委員会の昨年度の経験を伝えてはいましたが、不安に思う声も事前には聞こえてきていました。

しかし、やはり信愛の先生方。皆さんどのようにファシリテートしようかと先生方の個性が感じられる準備をしてくださっていました。このような課題解決型学習は全国的にもまだまだ模索段階。でも、信愛の先生方には、新しいものにチャレンジする気風があることを改めて感じることができました。

「これからの社会で求められる能力をはぐぐむため」
「新しい高大接続の形に対応するため」

学校全体が動いていると感じています。