月別アーカイブ: 2015年12月

SGHアソシエイトカンボジア研修旅行 報告その①

自らが計画には関わっていたものの、果たして本当に実施されるのか!?と思っていたカンボジアへの研修旅行がついに実現されています。

8時半に関西空港に集合でしたが、さすがに自らこの研修旅行に参加したいと手を挙げた生徒たちです。しっかり5分前には集合完了となりました。
年末も近づき、かつ祝日ということで出国の人も多く、荷物を預け、手荷物検査をし、出国の手続きを終えた時には、飛行機は搭乗がはじまっており、ホッと一息つくひまもなく、まずは乗り継ぎ地であるハノイ行きの飛行機に乗り込みました。
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今回の研修の最大の不安要素は現地に到着するまで、添乗員がいないこと。その上、とにかく英語を聞く、話す能力の一切ない私がたった1人で7名の生徒を引率しなければならないのです。にも関わらず、生徒たちはよく積極的に参加してくれたなあと思いますし、各ご家庭の保護者の皆様もよく信頼して、この研修に送り出してくれたものだと感謝しております。

さて、予定通りハノイに到着しました。この段階では、シェムリアップまでの飛行機の搭乗ゲートが決まっておりません。搭乗ゲートを知らせるボードを見に行った所、29番ゲートとの表示。ところが、29番搭乗口へと向かう扉にはなぜか鍵がかかっている…

???

そこで、勇気を振り絞ってカウンターの男性にチケットを見せながら尋ねたところ、30番以降の搭乗口へと向かう扉の方に行きなさいとのこと。軽い洗礼でした(笑)

再び手荷物検査を受け、シェムリアップ行きの飛行機に。
今度は少し飛行機の搭乗まで時間をとることができ、空港内で自由時間をとることができました。

しかし、ハノイは曇天。薄いもやのようなものもかかっており、PM2.5の影響!?などと思ったりしました。

搭乗後は一路カンボジア、シェムリアップへ、2時間弱のフライトで無事にシェムリアップへと到着しました。
機内で配られるという健康調査票も配布されず、そして私にとっては、本日の最大のイベントである入国審査へとのぞみました。
某テレビ番組の影響で、「Next!」と声を掛けられ、滞在期間や目的などをネチネチと尋ねられるのかと身構えていたのですが、何も問いかけられることもなくあっさり入国。ガイドのナクリーさんとも合流し、シェムリアップ市内へと移動しました。

夕食のレストランには、柱にヤモリ(!)やカエル(!)はいましたが、初カンボジア料理をいただきました。カレーなども出てきましたが、全般的にやさしい味でした。

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今日は、このままホテルに入り、翌日のアンコールワット、地雷博物館、キリングフィールドなどの見学に備え、ゆっくり体を休めました。

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若武者育成塾最終発表会!

12月20日(日)東京のアサヒビール本社にて「若武者育成塾最終発表会」が行われました。
これまでもこのページで報告してきましたが、本学のSGHアソシエイトプログラムの影響を受け、主体的に「若武者育成塾」に応募し、選ばれたメンバー3名が8月の合宿をきっかけに4ヶ月間環境を守る活動を行い、その活動報告を行う会です。
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全7校のうち6番目が本学の発表でしたが、発表を聞いていて、これまでの色々な活動が次々と思い出されました。

 

 

 

最初は、全国の多くの応募の中からたった7校のうちの一つとして選ばれたものの、他の学校の多くはすでに環境保護活動を学校レベルで実施しており、「どうして信愛が選ばれたの!?」という場違い感いっぱいのスタート。それにも関わらず、合宿では他の高校生に触発され、「本当にできるの!?」という大風呂敷を広げる始末。

しかし、カンボジアで奉仕活動を行うSr橋本の講演をきっかけに、これから豊かになっていく国々に「環境に配慮した開発を行ってほしい」というメッセージを届けたいという思いをこらえることができず、言語を越えることのできる動画という手段を見つけ、環境系の動画作成のプロに本格的な動画作成を依頼することからスタート。

予想以上のお金が必要と分かるとクラウドファンディングへのチャレンジ、私も色々な方からの共感を得るべくずいぶんこき使われました(笑)

同時に動画の軸に据え、先日世界農業遺産にも指定された、環境保全と暮らしの豊かさを両立させた永続可能な農業システムである「梅システム」の現地調査。

動画の作成では英語でのナレーションにチャレンジ。自分たちで英文を考え、アレン先生から発音の特訓を受け、見事ナレーション吹き込みにも成功しました。

「さらに啓発だけで終わってしまっては…」というアドバイスを受けて、まずカンボジアに「梅システム」に変わる農業システムを提案すべく、東農工の先生にいきなり助言を求め、その上でカンボジア版「梅システム」の提案…
大言壮語と思った当初の予定以上のことをやり遂げたと思います。

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審査結果はパートナーシップ賞(様々な団体、機関を巻き込み、協働関係を構築することができた)を受賞。優秀賞はいただけませんでしたが、もし「のびしろ賞」があったら、全くのゼロからここまでのことをやってきた信愛チームが受賞したのではないかと思います。

 

審査員の先生からは「カンボジアにすでに永続可能な農業システムは存在してるんじゃないの?」「具体的にそのシステムをカンボジアにどう普及させるの?」となかなか厳しいご指摘がありましたが、現地にも行ったことがない現状、かつ4ヶ月の期間ではさすがにそこまで無理です(泣)
そんな彼女たちも明後日からカンボジアに研修旅行に行きます。彼女たちにとっては物見遊山の旅ではなく、カンボジアの風土を体験し、現地の方の考えを知り、自分たちの思いを伝え、後輩にこの続きを託していくというさらなるスタートラインでもあります。またまた貴重な体験を積み重ねることになりそうです。

長々と書きましたが、SGHアソシエイトプログラムから派生した今回の企画。私にとっては、実は「環境」がテーマでなくてもよかったのです。本気の大人と関わり、高校生の間にスペシャルな経験をすることが、明確な将来像の設定につながっていくという姿を見てみたかったのです。3人の生徒はそれぞれが始める前より明確な将来像を描いています。次はその夢を叶えるために主体的な学習を行ってくれるだろうと思います。
今の信愛にはこんな姿がちらほらと見られるようになってきました。
みんなが色々な取り組みに参加したら、我々教員は大変で仕方ないですが、我々教員も同時に様々な方と関わり、その過程で成長させてもらっているなと感じられるます。ですから、悪いことではないですね。

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表彰式後の充実した笑顔です。

高校1年生「地域に関する課題」研究発表会を実施しました。

12月15日の午後、高校1年生が「地域に関する課題」について5月から研究してきた成果を発表しました。SGHアソシエイト校に指定され、初めて運営した企画。運営する側も手探りではありましたが、ワークショップ、フィールドワーク、ポスターセッション、パワーポイントの資料作成、発表練習を経て、何とかこの日を迎えました。

この日は「南海大地震が起こった際にいかにして身を守るか」について考えた「地域防災」、「まちなか地域にいかに恒常的なにぎわいを作り上げるか」について考えた「地域経済」、そして「世界農業遺産という付加価値をいかに活かして梅の消費を拡大させるか」について考えた「産業課題」の3つの分野が発表を行いました。

まだまだ発表形式に慣れていない所もありましたが、内容や発表資料などSGHアソシエイト校の第一段階を締めくくるにあたっては、すばらしいものとなったと思っています。
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来賓の方々からも「中間発表からの上積みがあった」「具体的かつ広範囲にわたって考察・提案できている」、「この研究期間が終わってしまったからといって、このままやめてしまってはもったいない」などなど、過分な評価をいただきました。
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このような活動を行う価値そしてやりがいの一端が生徒たちに届くことを願っています。17日は残る「地域医療」の発表です。他の班の頑張りに触発されて、きっともう一段階現状のプランをブラッシュアップしてくれることと期待しています!

カンボジア研修旅行に向けて、未使用ペンの回収活動開始。

本日の朝全校放送にて、カンボジア研修旅行に参加するメンバーの代表が学びに飢えたカンボジアの子どもたちに文房具を届けたいと未使用のペン類の回収を呼びかけました。

7月に現地で活動する本学のシスターから伺った話はやはり衝撃的だったようで、
「カンボジアの子どもたちは学びに飢えているのに、学ぶための道具が不足しています。
机の中などに色んな所でもらったまま使わずに眠っているペンってありますよね。
それを今回の研修で現地に届けたいと思います。
みなさん協力して下さい」

と、少し緊張した面持ちながらも、自分たちの考えをしっかりとまとめて、全校生徒に呼びかけました。

明日、明後日と回収BOXを本学の玄関ホールに置き、呼びかけるつもりです。
皆様のご協力よろしくお願いいたします。
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放送前。
少し緊張気味の笑顔です。

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思いをこめて丁寧に話すことができました。
皆さんの気持ちを現地に届けますので、ご協力お願いいたします。

カンボジア研修旅行、事前研修を実施しました。

SGHの最終発表会が終わった12月11日の放課後、高校2年生のカンボジア研修に参加する生徒たちが引き続き事前研修を行いました。カンボジアの研修もあと12日と近づいてきています。

昨日は最初に近畿日本ツーリスト様から旅行直前の留意点について説明を受けた後、本学の経営母体である「ショファイユの幼きイエズス修道会」のカンボジアカンポート修道院での活動の内容を深めました。
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現地では修道会の様々な施設を見学し、幼稚園児や小中学生対象に奉仕活動を行うだけではなく、女子中高生を対象に英語を用いてディスカッションをする予定です。特に今回は、まず現地の人たちとどのようにしてコミュニケーションをとるかという入り口の部分であるアイスブレイキングをどうするかということについて活発な意見交換が行われました。「たとえ言葉が通じなくても、ともに心を通わせ、貴重な時間にしたいという気持ちをどのようにして伝えるか」ということに対して、SGHの活動を通して身につけつつある「常に最善の解を模索する」という姿勢で、7名の研修に参加する生徒たちは真剣に考えていました。
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特に感心したのは、自分たちの支援したいという思いを疑問視した意見が出たことです。現地の子供たちの置かれている立場や環境などを配慮する必要があるのではないかという思いは我々引率する側にも常に気になる要因でした。議論の結果、せっかくの貴重な研修なので、真摯な態度で現地の人たちの本音を聞いてみたいという思いがまさりましたが、ある種豊かで恵まれた生活を送っている我々がよかれと思ってやっていることは現地の人たちを戸惑わせてしまうことなのかもしれません。物事の持つ二面性、表と裏に思いを馳せることが自然にできるようになってきており、生徒たちにとって出発前から貴重な体験になっているなと感じることができました。

さて、あと12日。実際の所、現地に行ってみないと分からないことだらけですが、本日SGHの発表を終えたばかりにもかかわらず、生徒たちは精力的。きっと現地で予期せぬハプニングが起こっても、皆で協力しながらその時その時の「最善の解」を工夫しながら導いてくれる。そんな確信を得た濃密な2時間の事前研修でした。

月曜からは現地の子供たちがもっと学ぶことができるように、御家庭で眠っている未使用のペンを回収する活動を行う予定です。皆様どうぞご協力ください。

高校2年生SGHアソシエイト研究プログラム最終発表会をおこないました。

SGH委員の大村です。

今朝、午前4時半すぎに和歌山市内に暴風警報が発令されました。本校は6時の段階で警報が出ていれば自宅待機、8時までに解除されなければ休校となってしまいます。いつもなら「このまま警報が出てくれれば…」とほんの少しだけ(笑)思ってしまう高校2年生の教員も今日ばかりは「SGHの発表会どうなるの!?」と緊張が走りました。残る2学期の授業日数を考えると、もう延期する余裕はありません。なんとか8時までに解除されてほしいと祈り続けたところ、なんと奇跡的に7時50分に暴風警報が解除されました!あと10分のところで・・・。さすが、信愛!神様に守り導かれている学校です。

そんなこんなで、今日無事に高校2年生はSGHアソシエイト研究プログラム「女性の社会進出に関わる諸問題の研究」最終発表会を迎えることができました。
この研究プログラムの立ち上げからお力を貸してくださった一般社団法人女性と地域活性推進機構様、和歌山労働局様、そして、Skypeを使って兵庫県のOffice ICB様、そして東京のまだ今はそのお名前を秘密にしておきたいある企業様にも同時配信し、ポスターセッションの結果選ばれた8つの班が最終プレゼンテーションをおこないました。

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10月のポスターセッションでは来賓の皆様から「ただの調べ学習になっているのでは?」というご指摘を受け、そこから本日まで今ある法律・制度を使いながら女子高校生だから考えられる柔軟な発想を取り入れて、各班練りに練った解決策を提案できていたと思います。ポスターセッションに参加してくださった来賓の皆様からも「ポスターセッションにくらべて相当ブラッシュアップされていて良かった!」、「これまでトップダウンで行われてきた女性の社会進出に関わる問題に、将来当事者となる女子高生が自ら学び、意見を述べる活動には非常に価値がある」など、大変うれしいご講評をいただきました。
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現在の日本で女性が活躍するには依然として多くの問題が残されており、これから社会に出ようとする生徒たちの心を明るくするものではないかもしれません。しかし、この活動を通して困難や不条理に対し、強くしなやかに対応できる力を身につけるだけでなく、自ら社会の意識を変えようとする気概を持ってもらいたいというのが和歌山信愛のSGHアソシエイト教育プログラムです。

今回の最終発表会とそれまでの準備の様子を見ていると、生徒たちの「協働」と「主体性」が感じられる場面が多々あり、「答えのない課題に対し最善の解を模索する人材を育成する」というスーパーグローバルハイスクールが目指す姿を感じることができました。
これらの取り組みを通して、生徒たちが「人任せではなく、自分たちが動く」というマインドを有した次世代の女性リーダーへと成長してくれることを期待しています。

さて、週明けには高校1年生の活動の最終発表会が2日に分けて実施されます。今度は4つの地域課題に対する生徒たちなりの解決策を披露します。その結果は、またこのページで報告させていただきます。