月別アーカイブ: 2017年12月

カンボジア研修12/27②

夕方からはシェムリアップでキャンディアンコールというお土産屋さんを経営されている西さんを訪れました。西さんのお話は面白く、またとても力強いので、生徒のみんなも自然と自分の将来への思いを熱く語ることができました。

西さんは「あくまで私は外国人。土台作りは手伝うけれど、そこから先はカンボジアの人にやってもらう。カンボジアはカンボジア人のもの。」とおっしゃっていました。カンボジアの人たちが大切にしているものを尊重しながら、カンボジアの人が自分で生活できるシステムを作りたい、というその思いは、ともすると支援の意味をはき違えてしまうことに対する戒めとして響きました。

その後晩御飯をいただきました。カンボジアでの最後の晩餐はクメール料理でした。フルーツをふんだんに使った料理でとても美味しかったです。

そしてシェムリアップ国際空港に向かいました。シェムリアップのガイドさんともこれでお別れです。

今日は一日、みんなが「もっとカンボジアにいたい」を何度口にしたかわかりません。毎日一つ一つの行程に本当に全力で取り組みました。自分がこの研修を通じてどうなりたいか、何を学びたいかという目的意識が一人一人の中に確かにあり、それは積極性という部分に顕著に現れていたと思います。たった5日間でしたが日に日にタフになっていき、精神面で成長していくのが目に見えてわかりました。日本人の方のお話を聞くときには、競い合うように質問したり、園児や小学生、高校生と関わる時には、積極性という部分で他のメンバーに負けないように意識したり、あらゆる場面でお互いがお互いを刺激しあっていて、それがさらなる成長に繋がったように思います。

ガイドさんにもシスターにも現地の日本の方にも、「今年の子たちはパワフルだね」と言ってもらえました。カンボジア研修も3年目となり、1年目や2年目の生徒が経験した衝撃はもしかしたら薄れたかもしれません。しかし、先輩たちからいろんな話を聞いて、「前もって想像できた」いう心の余裕が、「先輩たちよりももっと多くのことを学びたい!!」と思わせてくれたのではないかと思います。

体調を崩すことも全くなく、多少のトラブルにも動じずに対応できた今年のメンバーは本当にタフで頼もしかったです。引率した自分も、彼女たちの様子を見て負けていられないという気持ちになりました。

まだ年内の補習が残っているメンバーもいますが、まずは体を休めてください。お疲れ様でした。オークン!

 

カンボジア研修12/27①

12/27は観光メインの1日です。アンコールトム、戦争博物館、アンコールワットを見学しました。

アンコールトムを見学している頃はまだ小雨が降っていました。

戦争博物館を見学する頃には雨はやみました。ここでは内戦で使われた戦車や兵器、地雷などをそのまま屋外展示しています。

昼食をいただいて、アンコールワットに着いた頃には完全に晴れて、急に暑くなってきました。

ガイドさんは写真撮影のプロで、色々なポーズを教えてくれました。

これからキャンディアンコールを訪れ日本人経営者の方に会いに行きます。

 

カンボジア研修12/26②

晩御飯は久々の西洋料理(フレンチ)でした。

ガイドさんからクメール語のニックネームをつけてもらったり、生徒のみんなが日本語のニックネームをプレゼントしたり、とても楽しい晩餐でした。

ガイドさんとはプノンペン国際空港で別れ、これからシェムリアップに向かいます。台風の影響で飛行機がどうなるか心配でしたが、とりあえずは一安心です。シェムリアップについたら新しいガイドさんと合流してホテルに向かいます。

12/26の行程はこれで終了です。

 

 

カンボジア研修12/26①

12/26は前日からの雨が続いており、とても寒い朝でした。朝は前日と同じ食堂で同じ料理をいただきました。2日ともマイサチュー?という豚肉ご飯でしたが、とても美味しくてみんなのお気に入りでした。

午前中は平和の村と聖フランシスコ高校を訪れました。平和の村は障害のある子供たちの治療施設とHIV患者の家があります。

雨が降っていて寒かったけど、みんな出迎えてくれて、お土産を渡しました。

センター長からは、子供たちの障害の理由は「無知と貧困」と説明されました。母親が妊娠していることに気づかず薬を飲んだり、放射線治療を受けている、あるいは子供が高熱を出しても病院に連れて行かないので脳に障害が残る、とのことでした。これまでは治療というよりホスピスの要素が強かった施設ですが、今は外国から医者に来てもらって知識を得て、患者へのリハビリをおこなっているそうです。

平和の村の次は聖フランシスコ高校を訪れ、高校生たちとワークショップをおこないました。

昨日ワークショップをした高校生たちより積極性があり、話は盛り上がっていました。一緒に昼食も食べました。※インタビューやワークショップの内容は成果報告会があるので、このホームページでは割愛させていただきます。

昼からはプノンペンに戻りました。曇ってはいましたが雨は降っていなかったのでセンチュリープラザマーケットを見学しました。

揚げバナナを食べました。とてもおいしかったです。

所狭しと物が並んでいて、雑多な感じはあるのですが、カンボジアの人々の食や生活へのエネルギーが溢れていて、とても見応えのあるマーケットでした。

コオロギの炒め物です(・Д・)

これから晩御飯をいただいて、プノンペン国際空港に向かいます。飛行機は無事に飛びそうです。

 

 

カンボジア研修12/25

12/25は修道院での活動がメインです。朝食は近くの食堂でいただきました。

修道院に戻るとすでに幼稚園の園児たちが登園していました。実は幼稚園はお休みだったのですが、知らずに登園した園児がたくさんいたので、授業が始まるまで一緒に遊び、授業も小学生と一緒に受けてもらいました。

まもなくお正月なので、日本のおせち料理について紹介し、一緒におせちの絵を描きました。おせちの食材に込められた願いについて説明したのですが、少し難しかったようです。ちなみに1番伝わりやすかったのは、エビでした。

その後一緒にラジオ体操をして、少し体を動かしました。

その後また教室にもどり、次は折り紙で紙飛行機を作りました。メンバーの中に折り紙名人がいて、コマも折り紙で作ってプレゼントしました。

あまりゆっくりはできませんでしたが、どの活動も楽しんでもらえたと思います。英語は全く通じませんが、生徒たちは気持ちで伝えられたと言っていました。

午後からは地元の女子高校生たちとワークショップをしました。こちらはお互い持てる英語力を全て発揮して会話をしましたが、微妙な発音の違いで聞き取ることが難しく苦戦しました。

園児や小学生とは違い、少し遠慮があるようでしたが、一緒に晩御飯を食べ、川辺を散歩し、修道院に戻るころには会話が弾んでいました。

12/25の行程はこれで終了です。全員口を揃えて「体調が全く崩れないことが逆に怖い。」と言っていました。頼もしいことです。

明日はシェムリアップに向かいます。現在雨が強くなってきているのですが、ガイドさんの話では台風の影響はあまり受けず、無事に飛行機は飛ぶだろう、とのことです。

 

 

 

 

 

 

カンボジア研修12/24

12/24は午前中、カンボジアで働く日本人の方3名に会いに行きました。

最初は、カンボジア研修1年目からお世話になっているクラタペッパーの倉田さんです。

倉田さんからはご自身がカンボジアでお店を立ち上げることになった経緯だけではなく、カンボジアの今と昔、これからについて聞かせていただきまささた。長くカンボジアで暮らされている倉田さんだからこそ、そのお話の内容にとても説得力がありました。価値観の違いはもちろん、その違いをどう乗り越えてグローバルな人材になるべきなのか、というお話も聞かせていただきました。

次に、プノンペンでSANCHAというパン屋さんを経営されている奥田さんを訪ねました。

今回はインタビュー形式で生徒のみんなから質問をさせていただきました。奥田さんからもカンボジアでパン屋を始めることになった経緯や、カンボジアの方をスタッフとして教育することの苦労とやりがいなどを聞かせていただきました。あまり時間がなかったのですが、最後にパンを買わせていただき、キリングフィールドの見学前に昼食としていただきした。

最後はJICAで働く眞野さんです。お嬢さん方もインタビューに参加してくれました。

眞野さんからはJICAで働くことになった経緯や、カンボジアの方の家族観、職業観などを聞かせていただきました。特に「早くにやりたいことを見つけられると、ある程度の長さそれに携わることができ、なおかつ一生のうちにネクストステージに進む時間的余裕もある。だから高校3年生から大学4年間との5年間はとても大事なので、無駄にしないで。」というメッセージがありました。これは一人一人に深く響く言葉だったように思います。

昼食後はキリングフィールドの見学に行きました。

それまでとても元気だった5人ですが、この場所と歴史の意味を考え、とても神妙な面持ちでした。特にいつも明るい現地ガイドのソタさんが、この時ばかりはカンボジア人として歴史を語るその様子に、生徒のみんなは決して過去のことではない内戦と虐殺について知ることができたのではないかと思います。

その後はバスで約2時間移動し、チョンケリー村というところに行き、シスター橋本と合流しました。ちょうどクリスマスミサの最中だったので、途中から参加させていただきました。言葉はわかりませんが、クリスマスミサには慣れている?ので、雰囲気で流れを理解できました。その後クリスマスパーティーが始まり、夕食の最中に開場にいた子供たちと仲良くなりました。

そして、いよいよダンスの披露です。照明や音響など、タイミングが合うか心配でしたが、うまくいき、会場は大盛り上がりでした。

そして会場を後にし、修道院に向かい、12/24の行程はこれで終了です。

カンボジア研修12/23

12/23、朝10:30の飛行機で関空を出発し、タンソンニャット国際空港(ホーチミン)まで約6時間、乗り継いでプノンペンまで約1時間、計7時間の空の旅でした。機内ではここぞとばかりにみんな冬休みの宿題をしていました。しかし、朝が早かったこともあり、また機内の薄暗さも手伝って、途中から脱落する人多数でした。機内で黙々と宿題している様子がおもしろいのか、近くの席のベトナム人の方に何をやっているの?と聞かれ、生徒のみんなは「漢文ってなんて説明すればいいのだろう」と知恵を出し合っていました。

新着情報にも写真を載せましたが、プノンペンの空港には現地のガイドさんが迎えに来てくれていて、バスに乗るなりみんなカンボジアについてさまざまな質問をしました。みんなこんなに聞きたいことがあったのか・・・とその活発な様子に少し感動しました。そうこうしているうちに晩御飯のレストランに到着しました。川辺のとてもステキなロケーションで写真撮影がなかなか終わりませんでした。

食事の後はナイトマーケットを少し見学し、その後イオンに行ってAMAZING CAMBODIAというお土産専門店を経営されている渡辺さんという日本人女性に会いました。渡辺さんからはカンボジアでお店を始めることになった契機や、お店を経営する上でのやりがいなどを、またそのお店で働くカンボジア人スタッフの女性からはカンボジアで女性が働くことの意味など、職業観についてさまざまなお話を聞かせていただきました。日本を離れている日本人の方からお話を聞くと、あらためて日本人の職業観がよくわかり、何のために働くのかということ考えさせられました。

渡辺さんのお話の中で、「しんどいことから逃げて楽になるよりも、しんどいことを乗り越えて成長した自分に会えることの方が楽しみ」というお言葉がありました。たまたま飛行機の中で何人かと進路の話をしましたが、これから進路を決めていく、あるいは自分の思いを周りの人に認めてもらわないといけない人にとっては、勇気をもらえる言葉だったのではないかと感じました。渡辺さんをはじめ、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

12/23の行程はこれで終了です。ホテルに戻ってから翌日のクリスマスミサ・パーティの出し物の練習を少しだけして、みんな早くに就寝しました。

高校1年生が最終発表会を行いました②

12月16日、高校1年生SGH研究プログラム「地域課題」のうち「地域医療」と「地域経済」の班が最終プレゼンを行いました。

「地域医療」が和医大の上野先生から与えられた研究テーマは「医師の偏在」と「健康に対する意識を高めて医療を受ける機会を減らす」というものでした。地方における医師の偏在という問題はこれまでの学年も研究してきましたが、健康に対する意識を高めて医療を受ける機会を減らすという課題は今年の学年に初めて与えられたテーマでした。健康な体をつくり、そもそも病院に行く機会が減れば、医師の数は少なくてもやっていけるのではないかという提案です。

生徒たちは、和歌山県内の特定の病気の罹患率を市町村ごとに調べたり、健康維持に対するイメージアンケートをおこなったりして、それぞれの班が独自の切り口で解決策を提案していました。地域の高齢者が集まって体を動かす機会を作り、なおかつそこに地域の人々や子供たちとの接点も作るという提案もあり、よく考えられていました。

来賓の和医大の上野先生も高校生のうちからこのような活動をすることはすばらしく、県庁や市役所の人をも巻き込んで社会を動かしていってくださいと評価してくださいました。

「地域経済」が和大の足立先生から与えられた研究テーマは「ぶらくり丁を観光商店街にするためには」というものでした。滋賀県長浜市にある「黒壁スクエア」の成功例をモデルに、夏のフィールドワークでは大阪の黒門市場や千日前道具屋筋商店街を訪れ、組合の方々からお話を聞き、それらをもとに各班独自の解決策を提案しました。インバウンドやSNSによる情報発信など、各班共通する点はいくつかありましたが、そこから先の解決策は「世界を旅する商店街」や「コスプレのランウェイとして商店街を利用する」などオリジナリティあふれる解決策が提案されました。

来賓の和大の野間口先生はどの班の発表も本当に興味深いものであったと評価してくれました。そして、この研究をぜひ大学での勉強に繋げてほしいと言ってくださいました。

各分野の中で来賓の先生方から優秀であると評価していただいた班は来年3月に関西学院大学でおこなわれるSGH甲子園に参加します。これからまたブラッシュアップして、しっかり発表してきたいと思います。

来賓の先生方をはじめ、お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 

高校2年生 SGH活動 最終プレゼンテーション

本日、高校2年生は今年度の研究テーマである「女性の社会進出に関する諸問題」についての
研究成果発表をおこないました。

 

各クラスでグループを作り、約半年間にわたって様々な視点から女性が社会で活躍するにはどうしていけばよいのかを考えました。その内容を、パワーポイントを用いたプレゼンテーションという形で発表しました。

大きなテーマは同じですが、それぞれ違った切り口で問題解決に挑んでおり、非常に内容の濃い発表であったと思います。今日のことをきっかけにして、新たな問題意識を持ちながらさらに先へと進んでいってもらいたいと思います。

高校1年生が最終発表会を行いました。

12月14日、本日高校1年生SGH研究プログラム「地域課題」のうち「地域防災」と「産業課題」の班が最終プレゼンをおこないました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「地域防災」が和歌山市役所の方から与えられた研究テーマは「信愛防災宣言」を考えるというものでした。これは、宮城県仙台市宮城野区岩切地区の女性たちが東日本大震災から丸4年の節目に、「防災意識を高め、自分の役割を考え、それを実行する」という考え方を分かち合うために企画した「岩切・女性たちの防災宣言2015」を参考に、信愛生が地域のために自分たちにできることを考えて、それを実行するための宣言を考えるという研究です。

地域防災を担当した生徒たちは夏休みを使って「学校の製靴で歩ける距離を実際に測定する」「ペットボトルのろ過装置を作ってみる」「缶詰の値段とカロリーから腹持ちのよさを考える」など、自分たちにできることを考え、実際にやってみて、得られた知識をもとに「信愛防災宣言」を考えました。どのような角度からもアプローチできるテーマだったので、班の中で方針をまとめるのはなかなか難しかったと思いますが、その分どの班もよく研究されていることがわかる見ごたえのあるプレゼンでした。

PDF防災宣言

来賓としてお越しくださった、和歌山市役所の田尻さんも、NHK和歌山放送局局長の仲山さんも、実際に災害が起こったときに復興・支援の中心として動くことになるのは若い人たちなので、高校生のうちから防災意識を高め、行動できる準備をしておくことはとても大切であると評価してくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、「産業課題」がみなべ町役場の方から与えられた研究テーマは「梅農家の後継者不足を解消する」というものでした。夏のフィールドワークでみなべ町の梅の里山を訪れ、実際に梅農家の方から聞いたお話や、役場の方から教えていただいたことをもとに、後継者不足解消に向けて研究を続けてきました。今日の発表では多くの班が「梅の優れた効能を国内外の人に知ってもらい、梅の消費量と認知度を上げることで、梅農家になりたいと考える人を増やす」という部分がベースとなっていましたが、その消費量を認知度を上げるための方法は「2020年の東京オリンピック・パラリンピックとコラボして国内外の知名度をあげる」や「梅の合宿所を作って梅と梅農家の魅力を知ってもらう」など様々あり、中には梅をテーマとするレストランを作るためにメニューを考えてそれを実際に作った班もありました。どの班もオリジナリティがありこちらも見ごたえのある発表でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来賓としてお越しくださったみなべ町役場うめ課の中早さんは、みなべ町では当たり前のことが地域の外に出ると認知されていないという現実があり、まずは信愛生が梅農家の方々が抱える問題について知り、考えることでその意識がさらに他地域に住む人々にも伝わっていくことを期待すると評価してくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この研究活動を通じてお世話になった皆様、本当にありがとうございました。16日土曜日には「地域医療」「地域経済」の最終プレゼンがあります。今日の発表を見て、いい意味でプレッシャーがかかったのではないかと思います。こちらも充実した内容となるよう、期待しています。